tryaging’s diary

コスメコンシェルジュ山内有紀が、日本各地のご当地コスメをご紹介します!。

日本化粧品検定協会コスメコンシェルジュ、ジャパン・コスメティックセンター会員。日本各地のキラリと光るご当地コスメをご紹介しています。使用についてはご自身の判断でお願いいたします。

時には心変わりも必要。

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肌が求めるテクスチャーを求めて。

今年の夏は例年にない暑さ。

洗顔→化粧水→乳液→クリームと重ねていく

いつものスキンケアが

重く感じられる季節です。

湿度も高いし、ベタつくし、

ついつい化粧水だけで済ませたくなるのですが…

それでは秋の乾燥肌の一因になってしまいます。

 

健やかな肌は

水分、皮脂、NMF(保湿因子)の

モイスチュアバランスで成り立っています。

だからスキンケアも

水分、油分、保湿剤のモイスチュアバランスが大切。

 

うれしいことに近年は、

ジェルクリームというアイテムが充実してきています。

これはオイルインウォーター型といい、

水溶性成分の中に油性成分がまんべんなく分散しているタイプで、

水分を多量に含んでいるため、みずみずしく夏肌に適しています。

オールインワンタイプもこの形状が多いですね。

 

写真の中央はこっくりとした感触のクリームですが、

左右はどちらもジェルクリーム。

向かって右のジェルクリームは、とろんとほどよい粘度があり、

なめらかに肌に馴染んでしっとり感を与えます。

向かって左のジェルクリームは、よりゆるめのテクスチャー。

さっぱりとしたうるおいで肌を包みます。

 

肌のために、心変わりも許される季節。

より快適なつけ心地を求めて

コスメの進化は続きます。

 

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コスメはいかにしてつくられるのか、を追いかけて行きたい。

 

f:id:tryaging:20170715164640j:plain唐津コスメティック構想』を探ってきました!

これまでの記事で、唐津でのネロリ花摘み体験やHana marché、唐津で生まれたコスメなどを紹介させていただいています。

唐津といえば勇壮な唐津くんちや、フリーダイバーのジャック・マイヨールがこよなく愛した美しい海、たわわに実るみかんやグルメをうならせる海産物などが思い浮かぶ九州の美しい町。

それにしてもなぜ、唐津でコスメに関するイベントやコスメ開発が盛んに行われているのでしょうか?

 

先日、唐津のジャパン・コスメティックセンターを訪問し、新郷コーディネーターにお話を伺ってきました。 

美しい自然に恵まれた唐津市で立ち上がった、『唐津コスメティック構想』。

実はフランスとの縁がきっかけとなったのだそうです。

フランスにはコスメの研究から生産を行う『コスメティックバレー』があり、

フランス中部シャルトルを中心に800もの企業が集積し、大学や研究機関も関わり、研究プロジェクトが進められています。

唐津にも化粧品の輸入代行や分析を行う企業や化粧品の製造工場、さらに保税物流のための施設があり、豊かな自然環境とコスメの原料素材にも恵まれています。

唐津市はフランスのコスメティックバレー協会との交流を経て、協力連携協定を締結しました。

そして唐津で国際的なコスメの産業集積地を目指して、2013年11月、ジャパン・コスメティックセンターが設立。

唐津コスメティック構想がスタートしたのです。

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キレイになるコスメから、生き方をも美しくするコスメに。

 ジャパン・コスメティックセンターの活動は、

海外との協力・提携や企業への情報提供、ビジネスマッチング、大学との共同研究、そして地域での原料供給など多岐にわたります。

その中で私が特に注目しているのは、地域素材の活用・供給です。

 

私たち一般消費者にとって、『コスメはどのようにしてつくられたのか』を知ることは難しいもの。

ジャパン・コスメティックセンターでは地元の農家の方とも手を取り合い、良質な農産物を原料として企業に供給したり、新たなコスメの開発にも携わっています。

それは消費者にとっても安心できるコスメを選べることにつながるでしょう。

そして、このようなコスメを私たちが日々使うことで、自然と向き合いよりよい農産品を生み出すために汗する人々のサポートにもつながるとしたら、こんなに素晴らしいことはないと思うのです。

 

今後もこのブログで、ジャパンコスメティックセンターの情報をお伝えしたいと思っています。

jcc-k.com

 

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ご当地コスメ・佐賀県。茶どころ九州。そのお茶の実から、肌にやさしい茶実油のコスメが誕生しました。

飲んで美味しいお茶。その実からは良質なオイルが採れることをご存知ですか?

佐賀県の嬉野茶など、九州はお茶どころでもあります。

お茶の健康効果は言わずもがなですが、

お茶の実にもビタミンEやオレイン酸カテキン、茶サポニンなどの栄養成分が

豊富に含まれています。

実は茶葉を取るお茶の栽培のためには、茶の実は不要なもの。

茶葉に栄養を行き渡らせるために、なるべく茶の花は咲かせないように

品種改良されているのだそうです。

 

では、このお茶の実はどこから…?

耕作放棄された茶畑では、人間の手が入れられていないことで

茶の木が自然の力で生き生きと実をたくさんつけるのです。

 

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 ⬆︎お茶の実です。

 

「この自然の力が詰まった茶の実のオイルを活かしたい」という想い。

そしてこの茶の実を搾ってとれるオイルから、

肌へのやさしさを追求した処方の

敏感肌の方のためのクリームが誕生したのです。

石油系界面活性剤や鉱物油などは使わず、

植物成分のみを使い、

肌になじんで保湿しながらベタつかない使用感にもこだわりました。

茶の実からとれる茶実油はごくわずかだそうですが、

その貴重な茶の実のパワーがたっぷり詰まったコスメです。

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メーカーの緑門さんは肌トラブルに悩む方をケアし、

耕作放棄された茶畑の茶の実を有効活用し、

茶実油を新しい産業にする、という目標を掲げています。

 

消費する私たちだけでなく、

よりたくさんの人々のために、

コスメに託された大きな夢が広がっているのですね。

 

緑門さんのウェブサイトはこちらです⬇︎

www.ryokumon.jp

 

 

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ご当地コスメ・佐賀県唐津市。白きくらげのうるおい成分たっぷり!ぷるぷるまんまる石けん

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お菓子?ボール?…実は洗顔石けんなのです。

またまた先日のhana  marchéで見つけた佐賀・唐津発のコスメです。

まずこの形状にご注目!パッケージの中に見える球体は、まるで子どもの時に遊んだびよーんと跳ね返るボールを思わせます。

パッケージを開けると、これまた懐かしいものが…。

ゴムのボールの中に入ったアイスを思い出しました!こんな羊羮もありますよね。

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ゴムを切って中身をそーっと出すと、透き通ったぷるぷるの球体が!

これ、洗顔石けんなんです。(取り出す時に少し失敗してしまいましたが…)

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実際に水をつけ手のひらで転がすと泡立ってきます。

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これは佐賀県唐津市七山村の農業生産法人グレイスファームが、自社で栽培している白きくらげを原料に開発した洗顔石けんなのです。

白きくらげは低カロリー高タンパクで食物繊維やビタミン・ミネラル等を含む優れた食材。美容や健康への働きが期待されているアミノ酸や保湿性に優れた多糖体が含まれています。

この白いきくらげから抽出した保湿成分と、トンガ王国の天然モズクから抽出したフコイダンも配合されています。つまりダブルのうるおい成分が、ぷるぷる感触の石けんにぎゅっと凝縮されているのですね。

 

ぷるぷるの感触だから泡だても丁寧に…。(泡だて用ネットで写真よりももっと泡立ちます)

何より泡がもっちりとやさしくて癒されます。

洗い上がりはしっとり、乾燥肌の私も満足です。

 

やはり、佐賀県唐津のコスメはアツいです!!

 

白美の雫洗顔石鹸と、白きくらげの商品はこちらのウェブサイトでご覧いただけます。
 

home.tsuku2.jp

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ご当地コスメ福岡/佐賀県。福岡女学院大学の産学連携・女子大生と白イチゴの出会いが生み出した化粧水と乳液🍓

「女性が一生輝きますように」願いを込めて開発された福岡女学院大学の女子大生によるコスメです。

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先月5月に開催されたHana marchéには、福岡女学院大学のブースもありました。

そこで販売されていたのが、こちらの化粧水と乳液です。

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福岡女学院大学国際キャリア学科の朴ゼミでは、

女子大生による

『Mission Cosmetics』

女性が楽しく、安心して使える

肌にやさしい化粧品づくりを目指しています。

 

ジャパン・コスメティックセンターの協力を得て、

商品化に取り組んだこのコスメは

消費者の目線での商品づくりということで、プライスはお値打ちながらも

原料にはなんと唐津産の白イチゴのエキスを使っています。

白イチゴは、とても希少なフルーツですが、

おいしいだけではなく機能性のある化粧品の原料としても

近年注目されている素材です。

 

もともとビタミンCやポリフェノールを豊富に含むイチゴです。

いち早くコスメに取り入れているのはさすがですね。

 

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化粧水はとろみのあるテクスチャー。

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乳液はこっくりとしたテクスチャーで、

クリームといってもいいほど。

 

どちらも肌なじみが良く、のばすとやさしいベールをかけたよう。

ほんのりとした甘い香りにも心和みます。

 

この化粧水と乳液の販売で得られた収益は、

福岡女学院大学キャリア学科の留学生の奨学金

役立てられます。

 

「女性が一生輝きますように」

「多方面で活躍しますように」

その思いが込められた化粧水と乳液は、

様々な面で女性の味方になってくれることでしょう。

 

http://www.fukujo.ac.jp/university/kokusai_c/archives/328

 

 

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ご当地コスメ佐賀県・女子高生たちが考えた唐津発リップクリーム。

先日のHana marchéでは、唐津発・佐賀県発のコスメも紹介されていました。

その中からひとつ。

 

『ルビコルビオ リップバーム』

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ルビコルビオ リップバーム(左)と、さがんルビー(右)


「さがんルビー」ってご存知でしょうか?

これは佐賀大学で研究され、全国で初めて品種登録された国産のグレープフルーツです。佐賀大学は亜熱帯が原産地であるグレープフルーツの国内栽培を目指し、農家の方々と連携しながら長年にわたり研究・開発してきたそうです。

 

地元佐賀で生まれた国産初のグレープフルーツ「さがんルビー」をもっと多くの人に知ってほしいと、唐津東高校科学部の部員たちが佐賀大学農学部や、ジャパン・コスメティックセンター、地域の方々、クラウドファンディングなどの協力を得て開発した、さがんルビーが原料のリップクリームです。

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くりだすと、柑橘系の爽やかな香りが広がります。さがんルビーの香り…これだけでリフレッシュできそうです。塗ってみると程よいうるおいで、さらりとくちびるに馴染みます。

 

もともとはさがんルビーを使ったサイダーを開発し、果汁を搾った後の果皮を生かすためにリップクリームの開発に着手したそうです。果実の恵みを無駄にしない発想!素晴らしいです。

 

パッケージデザインもシンプル。学生の身だしなみにぴったり!おやすみ前のくちびるケアにももってこいですね。年齢を問わず使え、男性も抵抗なく手にすることができそうです。

 

高校生たちの発想と行動力がつくりあげたコスメには、その土地の持つ元気が感じられました。

 

 

こちらで購入することができます。

 

品品 / RUBIKO RUBIO ルビコ・ルビオ

 

 

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Hana Marchéで化粧水づくり体験に参加してきました。

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ゴールデンウィーク最終日。

唐津のジャパン・コスメティックセンターの主催イベント、Hana Marchéが唐津市で華やかに開催されました。

その中で、化粧水づくりのワークショップがあり、参加させていただきました。

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この日はお子様連れのママも多数参加されていました。なので実験感覚で挑戦している小学生くらいの女の子もいましたよ。コスメってサイエンスなんですよね。

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材料は昨日摘んだネロリの蒸留水。 期待する効果と好みの香りをつけるための数種のアロマオイル。欲しい機能をもたらすための各種エキス。保湿効果のためのグリセリン

 

これらを選んで配合して、オリジナルの化粧水をつくります。

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左手の大きなビーカーには保湿・美白などの機能を持つハトムギエキスや梅エキス、コメヌカ発酵液。

右手の小さなビーカーには仏手柑と、ローズのアロマオイル。

それぞれ混ぜていき、グリセリンを加えます。

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それを1つのビーカーに混ぜて、容器にうつしたらオリジナル化粧水、完成です!

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爽やかな柑橘とほんのりローズ香の化粧水をたっぷり顔にスプレーすると、うるおいのミストと香りに包まれ、ハンドプレスするとすうっと肌に馴染んでいきます。べたつかないので、これからの季節にぴったり。

私は乾燥肌ですが、夏だけは普段つけている高保湿の化粧水がベタつくため、何をつけようかと迷っているので、このワークショップで作ったオリジナル化粧水を使ってみることにします。防腐剤が入っていないので冷蔵庫に保存して…。

 

今回、化粧水を実際に自分の手でつくってみることで、コスメにとっていかに素材が重要なのかを実感しました。そして、身体に良いとされている食べ物が、肌にも良い成分を持っているということも、改めて認識できました。普段コスメを購入するときは、「なんとなく良さそう…」といったイメージだけで選んでいたのですが、根拠があるのですね。

 

コスメについての知識がまたひとつ深まりました。

 

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