コスメはいかにしてつくられるのか、を追いかけて行きたい。
『唐津コスメティック構想』を探ってきました!
これまでの記事で、唐津でのネロリ花摘み体験やHana marché、唐津で生まれたコスメなどを紹介させていただいています。
唐津といえば勇壮な唐津くんちや、フリーダイバーのジャック・マイヨールがこよなく愛した美しい海、たわわに実るみかんやグルメをうならせる海産物などが思い浮かぶ九州の美しい町。
それにしてもなぜ、唐津でコスメに関するイベントやコスメ開発が盛んに行われているのでしょうか?
先日、唐津のジャパン・コスメティックセンターを訪問し、新郷コーディネーターにお話を伺ってきました。
美しい自然に恵まれた唐津市で立ち上がった、『唐津コスメティック構想』。
実はフランスとの縁がきっかけとなったのだそうです。
フランスにはコスメの研究から生産を行う『コスメティックバレー』があり、
フランス中部シャルトルを中心に800もの企業が集積し、大学や研究機関も関わり、研究プロジェクトが進められています。
唐津にも化粧品の輸入代行や分析を行う企業や化粧品の製造工場、さらに保税物流のための施設があり、豊かな自然環境とコスメの原料素材にも恵まれています。
唐津市はフランスのコスメティックバレー協会との交流を経て、協力連携協定を締結しました。
そして唐津で国際的なコスメの産業集積地を目指して、2013年11月、ジャパン・コスメティックセンターが設立。
唐津コスメティック構想がスタートしたのです。
キレイになるコスメから、生き方をも美しくするコスメに。
ジャパン・コスメティックセンターの活動は、
海外との協力・提携や企業への情報提供、ビジネスマッチング、大学との共同研究、そして地域での原料供給など多岐にわたります。
その中で私が特に注目しているのは、地域素材の活用・供給です。
私たち一般消費者にとって、『コスメはどのようにしてつくられたのか』を知ることは難しいもの。
ジャパン・コスメティックセンターでは地元の農家の方とも手を取り合い、良質な農産物を原料として企業に供給したり、新たなコスメの開発にも携わっています。
それは消費者にとっても安心できるコスメを選べることにつながるでしょう。
そして、このようなコスメを私たちが日々使うことで、自然と向き合いよりよい農産品を生み出すために汗する人々のサポートにもつながるとしたら、こんなに素晴らしいことはないと思うのです。
今後もこのブログで、ジャパンコスメティックセンターの情報をお伝えしたいと思っています。