tryaging’s diary

コスメコンシェルジュ山内有紀が、日本各地のご当地コスメをご紹介します!。

日本化粧品検定協会コスメコンシェルジュ、ジャパン・コスメティックセンター会員。日本各地のキラリと光るご当地コスメをご紹介しています。使用についてはご自身の判断でお願いいたします。

化学オンチですが、化粧品成分スペシャリストを取得しました。

 

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キジトラ姫と記念撮影📷

コスメの成分を知りたい…その思いから始まった

 3月になり、新型コロナウイルスの猛威に翻弄される日々ですが、いかがお過ごしでしょうか?

 「新型コロナウイルスにはこれが効く」といった根拠のない情報が飛び交ったり、ふとしたことからSNSで拡散したデマ情報で紙製品が店頭から消えたりと日常生活にも影響していますが、「これって本当なのだろうか?」と自分で考え調べて行動しなければと思っております。

 

 さて、昨年末、私は一般社団法人化粧品成分検定協会の化粧品成分検定2級を受験し、「化粧品成分スペシャリスト」を取得いたしました。

 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、2001年4月の薬事法改正により、医薬部外品を除く化粧品の全成分表示が義務付けられるようになりました。

 しかし、その成分がどんなものであるのかは一般消費者の立場では依然として分からないまま…。

 巷で言われる「パラベンってよくないんだよね」「シリコンは毛穴に詰まるからダメなんだよね」といった噂が一人歩きし、本来ならば差し支えない成分であるものがしりぞけられたり、その代わりの商品を探し求めてコスメ迷子になってしまったりというような状況でした(何を隠そう、私がそうでした)。

 実はパラベンは広範囲の微生物に対して殺菌力があり、長年使用されてきた実績ある防腐剤です。シリコンは正式にはシリコーンで、髪に皮膜を作って保護し、毛穴に詰まるものではないのです。

 

 良い化粧品とは、その人に合ったものであること、逆に悪い化粧品とは、変質や腐敗したもの(合っていないのは当然ですが)だと私は考えているのですが、妙なことに、「この成分はダメだ!」と言われる反面、古くなった化粧品を平気で使う、フリマアプリで使いかけの化粧品を購入して使用することのリスクはあまり語られていないように感じています。

 本当にダメな成分ってどんなものなのだろうか?逆に言えばそれを知りたくて、化粧品の成分に興味が湧き、化粧品成分検定へ向けての学習をスタートさせたのです。

 

化学オンチがコスメの成分を学習することで見えてきたこと

 しかし、想像以上に成分の勉強は大変なものでした。まず、成分名がまるで分からない。そして成分の種類が多すぎてとても覚えられない。

 特に苦労したのが界面活性剤とオイルです。しかし、このふたつと水性成分の組み合わせが、ありとあらゆるコスメの骨格を作り出すのです。この配合の妙によって、どのような使い心地で、どのような効果を出すのか。そこが化粧品メーカー開発者・研究者の腕の見せどころなのですね!💪 

 「わざわざダメな成分を入れているんじゃないんだ…!」ということがよく分かったのです(ただし、エタノールやメンソールなどの人によっては刺激になりやすい成分はあるので、それらを把握し、配合されていないものを選ぶことが肝心です)。

 

 うっとりするようななめらかさも、ひたひたと肌を包む潤いも、さらりと心地よいテクスチャーも、考え抜かれ選び抜かれた結晶なのだということ、それだけは化学オンチの私でもよく理解できたのです。

 そして一つひとつの成分も、肌を美しく健やかにするための、あるいはエイジングをゆるやかにするために配合されている…薬機法により、謳える効果効能は限定されていますが、たとえ広告で明記できなくても効果を期待して配合されている訳なのです。

 

 日本各地の機能性成分で、もっとコスメを楽しむ

 また、化粧品の成分を勉強していて楽しいのは、自然素材を由来とする様々な機能性成分を知ることです。このブログでも紹介させていただいたツバキオイルやオリーブオイル、コラーゲンなどなど、日本全国に優れた機能性成分がまだまだ存在しています。

 どんな成分があるのだろう…そう思うとワクワクします!そういったご当地コスメを使うことで、地域の産業を支援したり、環境への配慮につながればこんなに素晴らしいことはないのではないでしょうか?✨

 これからもキレイのヒントになるような、ご当地コスメを紹介してまいります。

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

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佐賀県発のご当地コスメ・『Sila』、あの注目素材のコスメシリーズがさらに増えました!!

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「これがご当地コスメ?」と思えるくらい、ファッショナブルな世界観を打ち出すパッケージにもご注目

 

 今日は4年に一度の2月29日。ですが、新型コロナウイルス感染拡大による影響で、楽しみにしていたイベントが中止・延期になったり、生活必需品の不足が報じられています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。病気にならないよう生活面で気をつけることも大事。そしてあやふやな情報に惑わされることのないよう、過ごしていきたいと思っております。

 

 さて、2月初旬に開かれた『サガン・ビューティー・ウイークエンド』には様々な美と健康関連商品・サービスの展示、ワークショップがありました。その中で再びアルビータさんのブースを発見!

去年のブログにも書かせていただきましたね。

tryaging.hatenablog.com

 その時はハンドクリームを購入させていただき、ハンドクリームの使用感などをお伝えしましたね。で、今年の『Sila』は…あ、見たことのない商品がある〜!早速アルビータのコーディネーターである諸石さんにお話を伺いました。

 

 

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Silaのコスメシリーズがずらり。ちなみにブースターモイストケアローションにはスピルリナが配合されています

注目素材・アスタキサンチンを使ったご当地コスメブランド『Sila』、スキンケアラインがずらり。

「はい、ブースターのローションやオールインワンのクリーム、フェイスジェルパック、リップクリームやスカルプシャンプー・コンディショナーと、かなりアイテムが充実してきました。メンズのフェイスクリームも登場しています。今日のイベントではオールインワンクリームなどが好評ですね」と、諸石さん。

 本当に一気にアイテムが増えていますね。美容素材としてのアスタキサンチンをフルに活かした、ラインナップと言えそうです。

 去年のおさらいになりますが、なぜ佐賀県からアスタキサンチンを配合したご当地コスメが誕生したのでしょうか?

佐賀県で設立されたアルビータでは、微細藻類の培養や研究の事業を行っています。この藻類の中の「ヘマトコッカス」から抽出されるのが、「アスタキサンチン」です。鮭やカニなどに含まれる赤い色素でご存知かと思いますが、もともとはヘマトコッカスから来ているんですよ。私たちは直接ヘマトコッカスからアスタキサンチンを抽出し、化粧品の素材に活用しているのです」。

 

高い還元力を持つアスタキサンチンは天然色素カロテノイドの一種

 アスタキサンチンといえば鮮かな赤い色のイメージがありますね。それもそのはず、人参に含まれるβ-カロテンや、トマトに含まれるリコピンなどのようなカロテノイドの一種なのです。アスタキサンチンが一気に注目されるようになった要因の一つに、β-カロテンやビタミンE、ビタミンCをしのぐと言われるほどの高い還元力があります。このパワーを美容や健康に活かした商品は多く出回っているのですが、国産アスタキサンチンを使用しているのが、Siraのコスメシリーズの特徴の一つと言えるでしょう。

 

今回はリップクリームとボディクリームを購入。では、使ってレポート!

 ボディクリームはスムージングとモイスチャライジングの2種類あり、私はスムージングを選びました。さらっとしていて、とても軽く、みずみずしいテクスチャーです。浸透も早いように感じました。つけた後はさらっとしているので、すぐ服も着られるのがいいですね。ベルガモット果実油やラベンダー油、ハッカ油、オレンジ果皮油などのは香りづけとして配合されているのでしょうか、爽やかでいて華やかな感じです。

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ベルガモットベースのアロマの香りで上質なボディケアタイムを♫

  続いてリップクリーム。こちらはクリームというよりオイルといったほうがしっくりくるテクスチャーです。とろりと粘度が高く、しっかりと唇にフィット。ほんのりオレンジがかった色味なので、口紅をつけた後にリップグロスとして使うのもいいんじゃないかなと思いました。

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アスタキサンチン配合のリップクリームって、ちょっと珍しいのではないでしょうか?

アンケートに答えていただいたサンプルが豪華でした!

 今回はアルビータさんの藻類培養事業などに関するアンケートが実施されていて、回答すると、オールインワンクリームとボディクリームのミニサイズサンプルがいただけました!

 オールインワンクリームは思っていたよりも濃厚なテクスチャーながら、肌にのせるとスッと馴染んで潤いで包んでくれます。人気なのもうなずけますね。

 ボディクリームはモイスチャライジングタイプで、購入したものよりも、もっとしっとり。ボディケアは冬に限らず必要なものですが、特に乾燥しやすい足のすねや、ひじ・ひざなどポイントケアで塗るといいかもと思いました。

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豪華なオールインワンクリームとモイスチャライジングボディクリーム。オールインワンクリームは豊かな潤い

多くの方に感じて欲しい、アスタキサンチンのコスメのチカラ。

 「福岡の放送局でCMを流したり、昨年秋からはサガテレビ1FのJONAI SQUAERでの販売が始まっています。これからいろんな方の目に止まる機会が増えてくると思います。ぜひ、多くの方に佐賀県生まれのアスタキサンチンのコスメを知って使っていただきたいですね」。諸石さんの言葉に、Silaのコスメシリーズへの自信と誇りが感じられました。

 Silaのコスメシリーズはこちらから購入することができます。

www.sila.jp

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サガンビューティーウイークエンドに行ってきました!

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昨日は佐賀市の「サガンビューティーウイークエンド2020」に行ってきました!

 

これは佐賀県のコスメティック構想、佐賀市バイオマス産業都市構想の取り組みを佐賀県民の方に知ってもらうためのイベントです。

 

佐賀の美味しいもの、ヘルシーなもの、ビューティーに繋がる出店やミニセミナー、体験がいっぱいです。こ、これは福岡県民も知りたい〜!

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美味しい豆乳ぜんざいをいただいたり

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自然発酵乳酸菌について学んだり

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もちろん、ご当地コスメも探ってきましたので

次回はそれをご紹介しますね!

 

今回はスマホから投稿してみました!

 いつもお読みいただき、ありがとうございます^^

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コスメの「タネ」を育む場所!JCCコスメ原料開発室を見学しました。

 

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 いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます!今回は、佐賀県唐津市にあるコスメの元を開発・研究している施設をご紹介します。実際に伺ったのは2018年でしたが、なかなか訪れる機会のないところでもありますので、書かせていただきますね。

 

 

佐賀大学農学部唐津キャンパス開放Day!

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佐賀大学農学部付属アグリ創生教育研究センター唐津キャンパス

 ジャパン・コスメティックセンターは、 地元の植物などの素材をコスメに活かすための「コスメ原料開発室」を佐賀大学農学部附属アグリ創生教育研究センター唐津キャンパス内に持っています。年に一度、「唐津キャンパス開放Day」としてオープンキャンパスが開催されるのに併せ、このコスメ原料開発室も一般開放されます。

 普段、唐津キャンパスでは農産物の持つ健康機能やコスメに関連する研究が行われていますが、この日はこちらで育てた野菜の直売や実験室の見学などもあり、アットホームな雰囲気。家族で来られた方もいて、好奇心旺盛な子どもたちは、研究装置や実験体験に夢中でした。

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佐賀大学の公式マスコットキャラクター「カッチーくん」。みかんアイス風味の香りの調合体験してみました

利きアロマ体験にルームスプレーのワークショップも!

 コスメ原料開発室でも、ここならではのイベントが行われていました。6種類の精油の香りを嗅いで、どの原料から抽出されているかを当てる「利きアロマ」体験ゲーム。さがんルビーや温州みかんなどHana Marcheでも馴染みのある佐賀県の果実やハーブなのに、なかなか難しくて全問正解とはいきませんでした(><)

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出題されたのは、唐津市玄海町佐賀県産のハーブや果実たち

 この地域でとれたホーリーバジルの蒸留水を使った、ルームスプレーもワクワク実験気分でつくりましたよ♫爽やかな香りで、心寛ぎます。

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 精油と蒸留水抽出実演では、佐賀で生まれた国産初グレープフルーツ・さがんルビーの香りも楽しめました!

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さがんルビーの蒸留水と精油の抽出実演も。砂糖を入れたらジャムみたいと思った…

地域の農産物をコスメ原料として活かすために

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コスメ原料開発室は地域の素材をコスメ原料に活かすための重要な役割を担います

 コスメ原料開発室では、唐津市玄海町で採取された植物のエキスを抽出したり、その成分を研究するためのサンプル作成が行われています。大学での研究、企業への商品素材の提供などなど、産・官・学で新たなコスメの可能性を広げていく場所なのです。

知っているブランドにも、佐賀県の地域素材が

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佐賀の素材が使われているコスメたち。イグニス、クオン、ネロリラボタニカ、さが美人

 コスメ通に絶大な人気を誇るアルビオンのイグニスや、トップメイクアップアーティスト早坂香須子さんのブランド・ネロリラボタニカ、国産ワイルドクラフトコスメのクオン、久光製薬の化粧品ブランド・さが美人にも、ジャパン・コスメティックセンターが関わった佐賀の地域素材が使われています。そうとは知らずに愛用している人も多いことでしょう。

 この化粧品に記載されている「〇〇植物エキス配合(保湿成分)」の元は、九州の自然のなかで育まれていた。その力を認められて、取り入れられた。そのことが、改めてすごいことなのだと思います。3年前の、唐津のミカンハウスで温州ミカンのつぼみを摘んだ時の感動がよみがえります。

tryaging.hatenablog.com


 よかったら、ご愛用のコスメの裏側を見てください。そこに表記されているのはどんなエキスでしょうか。そのエキスの元となった植物にも、育った風土にも、一つひとつストーリーがあるのです。

 そして開発した人、原料を育てた人、製造した人など携わった多くの人々の想いが込められています。そう思うと、もっともっとそのコスメが愛おしく感じられるかもしれませんね。

 本日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

※あしからずご了承ください※

私が実際にJCCコスメ原料開発室・佐賀大学農学部付属アグリ創生教育研究センター唐津キャンパス開放Dayに伺ったのは2018年です。ブログの情報・写真等はその当時のものになります。 

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ご当地コスメ2019年振り返り。

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九州・鹿児島から東北・気仙沼まで。2019年にご紹介させていただいたご当地コスメです。

 今年一年もこのブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。2019年は美容セミナーやTwitterで新しく繋がってくださる方が増えて、有益な情報をいただいています。とても嬉しいことです❣️深く感謝申し上げます。

  それでは2019年にご紹介させていただいたご当地コスメを振り返ります!!

 

 

佐賀県武雄市。『燦々喜々』のクリーム

蛍が棲む郷で大切に有機栽培されたへちまから採れた水と、名湯・武雄温泉水を配合。まろやかなテクスチャー。

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 佐賀県。『sila』のハンドクリーム

微細藻類由来の国産アスタキサンチンを配合。さらりと馴染んでデスクワークに。水を弾くから水仕事の前にも。

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佐賀県太良町。『田島柑橘園&加工所』のネロリウォーター

柑橘をこよなく愛する田島彰一さん自慢の逸品。美味しい柑橘もジュースもぜひ!!

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沖縄県池間島。『ヤラブの木』のタマヌオイル

今注目されているタマヌオイルを国産で商品化。池間島の太陽をいっぱい受けたテリハボクの種子のパワーを感じて。

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佐賀県。『さが美人』の唐津茶配合化粧水とシートマスク

プルプルテクスチャーの化粧水と、密着感がすごいシートマスクで、うるうる潤ってキメ美肌に。tryaging.hatenablog.com

 

鹿児島県南大隅町。『ボタニカノン』のクレンジングエマルジョンとピュアパッションフルーツ化粧水

天然由来の界面活性剤で潤い守ってメイクを落とすクレンジングと、甘い香りが魅力的なピュアパッションフルーツ化粧水。

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ご当地コスメ・佐賀県唐津市。『TBK®️』おなじみの加唐島椿オイルを使った化粧水

「ナノミキシング技術」によって完成した椿オイル配合化粧水。だからみずみずしくてしっとりの使い心地。

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鹿児島県指宿市。『Lunarium』の濃密美容泡マスク

生産日本一の指宿市のオクラに、肌のハリを支える美肌パワー。夜、眠っている間に使える泡マスク。

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ご当地コスメ・熊本県山鹿市。『地の塩社』のロングセラー・よもぎせっけん

シンプルで力強いパッケージが印象的。水と豊かな土壌に恵まれたよもぎをエキスにして配合した、シンプルなせっけん。

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ご当地コスメ・鹿児島県奄美大島。『アーダン』のピュアシルクパウダー

桑の栽培から養蚕、製品化まで一貫製造。混じりっけなしのシルクパウダーで素肌さらさら。メイクの上からも、ナイトパウダーにも。

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宮城県気仙沼市。『KESEMO MARINUS』のフカコラーゲンクリーム

フカヒレ生産日本一の気仙沼で、フカ由来のアテロコラーゲンはじめ気仙沼の自然素材を配合したコスメシリーズ。クリームは保湿力たっぷり。

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兵庫県神戸市有馬温泉。『吉高屋カメ印』美肌石鹸とリップクリーム

約1400年の歴史を持つ有馬温泉の炭酸泉配合。しっとりした洗い上がりの美肌石鹸と、ナチュラルな使い心地のリップクリーム。

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 ご当地コスメブロガーよりメッセージ

 このブログへの掲載を了承してくださったご当地コスメ各社のみなさまには、私の筆が進まないことでなかなか更新ができず、申し訳ございませんでした。しかしながら、どなたさまもブログアップのご報告に喜んでくださり、ありがたいことです😅

 

 ご当地コスメの魅力は、その土地に受け継がれた産物から生まれる美容成分はもちろんのこと、そのコスメをつくっている会社さんの想いが現れているところです。お話を伺ったり、メールでのやり取りで「使う人にもっと美しくなって欲しい」という気持ちだけでなく、「ご当地コスメによって地域活性化に貢献したい」「この素材の持つ可能性を追求したい」「地元の自然の素晴らしさを発信したい」、そういった想いがたくさん詰まっています。日本各地が持つ自然素材は、多くの人々を笑顔にするチカラがあると私は思うのです。

 ぜひ来年は、実際にご当地コスメを一つ、取り入れてみてください。その土地ならではの恵みと人々の想いが織りなす豊かな世界が、きっと広がることでしょう。

 

 今日もお読みいただき、ありがとうございました。

 もうすぐ、2020年。あなたのキレイの世界が広がりますように。

 

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兵庫県・有馬温泉のご当地コスメで、冬の肌をしっとり洗う、くちびるを優しく潤す。

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目印はカメ印。レトロ可愛いパッケージにもご注目


今年は暖冬と言われているようですが、年末が近づくにつれ、寒くなってきましたね。空気の乾燥だけでなく、冷風にも晒される季節の洗顔、どうしていますか?お湯だけ洗顔も流行っていますが、就寝中に分泌され酸化した皮脂は落としたいもの…。だから冬は潤いを奪いすぎず、程よく汚れを落としてくれる洗顔料にスイッチ!そしてくちびるのケアも必須ですね。そんなニーズに応えてくれるご当地コスメを見つけましたよ!

「ご当地コスメ風土記」、今回は兵庫県有馬温泉の逸品をご紹介します!

 

  • 1400年もの歴史を持つ名湯・有馬温泉
  • 有馬の炭酸泉を配合した透明石鹸『美肌石鹸』
  • では『美肌石鹸』を使ってレポート!
  • ほんのり柚子の香り・『カメ印リップクリーム』
  •  +お風呂編♨︎シュワっと楽しむ入浴料・『有馬サイダーてっぽう水®️風呂』

 

1400年もの歴史を持つ名湯・有馬温泉

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有馬温泉の名旅館・古泉閣さん。多紀連山を見渡すロビーラウンジで素敵なリトリート

 兵庫県有馬温泉は、日本最古の湯としても知られる名高い名湯。 古くは舒明天皇孝徳天皇行幸が記され、一時期は衰退の道を辿ったとしても高僧の行基や太閤秀吉などが再興に尽力して栄えてきたことから、古くから有馬温泉がとても大切なものだったことが伺えます。

 有馬温泉は『金泉』と呼ばれる鉄分と塩分を多く含む赤褐色の温泉と、『銀泉』と呼ばれる透明の炭酸泉がよく知られています。昔の人は、経験的にこの温泉に浸かる(飲む)ことで得られる健康効果を知り「大切な場所だ」と言い伝えてきたのでしょうね。

 

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有馬温泉の守護神・湯泉神社。(社殿の写真はS・Yさんよりお借りしました)

有馬の炭酸泉を配合した透明石鹸『美肌石鹸』

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真ん中のくぼみは、じっくりと自然乾燥させた証。(この写真では若干黄色がかっていますが、実際はもっと透き通った色味です)

 今回ご紹介させていただくのは、有馬温泉明治元年に創業された老舗土産物店・吉高屋さんの「美肌石鹸」。有馬温泉の恵みである炭酸泉が配合されています。スタッフの方が炭酸泉源に行き、取水されたものを製造工場に直送されているのだとか。

 

ここでコスメコンシェルジュの目!優しい洗い上がりは枠練りだから

日本化粧品検定協会の1級対策テキストにも出てきましたね!「枠練り」。

その特徴は…

グリセリン砂糖スクロース)などの透明な保湿成分が多く入っているため石けん自体が柔らかく、色は透明〜半透明になることが多い。肌に負担の少ないマイルドな洗浄力となる

 ※日本化粧品検定1級対策テキスト 46ページより引用

 『美肌石鹸』の成分表にも、グリセリンスクロースの記載がありました。さらに、水溶性コラーゲン(♫)やマルチトールなどの保湿成分も配合されています。

 また、枠練り石鹸は長い時間をかけて冷やし固めて成型し、自然乾燥させるため、商品になるまでは結構時間を必要とします。この『美肌石鹸』は80〜90日かけて自然熟成させています。じっくりとつくられた石鹸なのですね。

 

では『美肌石鹸』を使ってレポート!

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ふわふわでもこもこ泡!水分が多いので使った後はしっかり水気を切って

 そのままでも結構泡が立ちますが、洗顔用ネットを使うとさらにきめ細かい泡になります。よく「泡を転がすように…」と言われていますが、私は泡を肌にのせてその上から優しくポンポンするだけ。もちろん小鼻などの細かいところは少しだけ念入りに洗いますが、 泡の弾力でできるだけ肌を擦らず、刺激せず、洗顔します。

 ぬるま湯で洗い流せば、石鹸らしいスッキリ感もありつつ、おだやかでつるりとした洗い上がりです。つっぱり感もほとんどありませんでした。^^

 香料、着色料、鉱物油、パラベン無添加です。

 

ほんのり柚子の香り・『カメ印リップクリーム』

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シンプル設計のリップクリーム。無色だから男性にも、お子さまにも

 『美肌石鹸』と一緒に購入したのが、『カメ印リップクリーム』です。 こちらも有馬温泉水を配合。オリーブ油、ミツロウ、ホホバ油にニュウコウジュ油などの自然素材を使い、ユズ果皮油のナチュラルな香りが清潔感を誘います。後に付ける口紅の色を邪魔しない無色で、普段の唇ケアにぴったりです。もちろん男性にも、お子さんもおすすめできる、ベーシックなリップクリームといえるでしょう。

 

 +お風呂編♨︎シュワっと楽しむ入浴料・『有馬サイダーてっぽう水®️風呂』

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懐かしのラムネ菓子を模した入浴料。お風呂のひとときが楽しみに

 有馬温泉には地サイダーもあります。その名も『有馬サイダーてっぽう水』。強炭酸圧でシュワっとした清涼感が、まっすぐ喉を走っていく美味しさです。グラスの中の粒々に、その炭酸パワーを感じますね。

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有馬温泉街を友人たちと散策した際に見つけた『有馬サイダー』。スッキリとした甘みです(写真はA・Nさんよりお借りしました)

 このサイダーの香りとシュワシュワ感が楽しめる入浴料が『有馬サイダーてっぽう水®️風呂』です。入浴料らしからぬ大砲のパッケージは「発砲」と「発泡」をかけたもの。お土産としても、有馬温泉の思い出にしてもいいですね。

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ひと粒ひと粒がシュワシュワっと発泡。その後は白濁したお湯に

 香りこそサイダーですが、入ってみると全身しっとり。グリセリンなどの保湿成分が配合されています。じっくり浸かることで、全身がポカポカ温まりました。

 

 有馬温泉の老舗・吉高屋さんのご当地コスメはこの他にもたくさんあります。有馬温泉に行かれる際はぜひチェックしてみてください。

もちろん、webサイトでも購入することができます。

www.yoshitakaya.com

 

 そして有馬温泉で私が超絶おすすめするお宿が「古泉閣」さんです。6万坪の敷地に広がる四季折々の眺め、自家泉源を持つ元湯旅館であり、お料理も贅を凝らした京風懐石料理…そしてなんといっても温かいおもてなしがうれしい素敵なお宿です。日帰りで訪れるのもいいですね♫

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フルーティーで、ほんのり苦味がアクセント。唐津オリーブ収穫祭で味わった、唐津産オリーブオイル。

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唐津オリーブ収穫祭で販売されていた唐津産オリーブオイル。テイスティングさせていただきました

 早いものでもう11月半ばです!いかがお過ごしでしょうか?今回はご当地コスメ…ではなく唐津で出合ったオリーブオイルについてのお話です。これも奥が深いのです!

 では参りましょう♫

食べる美容液・オリーブオイル 

 近年注目されているオイル美容の流れを受けて、食事で摂るオイルも様々なものが出てきています。その中でも、オリーブオイルは「食べる美容液」とまで言われるほど美容意識の高い人々から愛されている存在です。

・例えば、オリーブオイルにはお通じをよくする働きがあります。もともとオイルは腹持ちがよいので、オリーブオイルを料理に用いればダイエットに効果的。

・オリーブオイルに含まれるポリフェノールは抗酸化力があり、美肌の大敵活性酸素に対抗してくれます。

 他にも主成分であるオレイン酸が悪玉コレステロールを減らすなど、オリーブオイルは健康によい働きを持っています。

そして…そして…

 うれしいことにオリーブオイルはとても美味しい、のですね。(^ ^)

 

唐津オリーブ園で収穫された搾りたてオリーブオイルを味わう!

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10月のよく晴れた日、唐津市宇木宝満神社横広場で開催された唐津オリーブ収穫祭に行ってきました!

 以前、ご紹介させていただいたナチュラルオリーブ化粧品を展開されている「ハーベスト」の山浦さんは、唐津市でオリーブ農園を経営されています。

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 山浦さんが代表を務める唐津オリーブ研究会では、2015年からオリーブ収穫祭を開催されていて、今回が5回目。会場ではオリーブの枝を使ったリースづくりやオリーブオイルとアロマオイルのバスシュガーづくり、バームづくりなどの体験や、オリーブリーフを使ったスウィーツなど地元の美味しい農産物や加工品、食べ物のショップが並び大賑わい。また、マイクロバスでオリーブ農園まで行き、オリーブの手摘み体験もありました。

 もちろん、この年収穫したオリーブからつくられたエキストラバージンオリーブオイルもありました!

 山浦さんの指導の元、テイスティングさせていただきましたよ! 

 まず、カップにオリーブオイルを少し入れます。片方の手で包み込むようにカップを持ち、もう片方の手でカップに蓋をするように塞ぎます。手で温めることでオイルの温度が上がり香りがよく立つようになります。

 次にカップの手をずらして香りをかぎます。それから少量のオリーブオイルを舌の上に載せ、「スッ」と、歯の間から息を吸い込みます。オリーブオイルの香りが鼻腔に広がります。

 そしてゆっくりオリーブオイルを飲み込みます。この時、喉の奥に感じるピリッとした苦味がポリフェノールです。

 山浦さんが丹精して育てたオリーブ果実のオリーブオイル、まず青々しい香りが立ち上り、舌に載せるとまずまろやかさが、「スッ」と息を吸い込むと摘みたての果実を感じるような、なんともフレッシュでフルーティーな香りが広がります。まるで唐津の青い海を渡ってくる風と豊かな大地を思わせるかのようです。

 飲み込むとピリッとした苦味がオイルの味わいに奥行きを与えています。想像よりも遥かに美味しいエキストラバージンオリーブオイルだったのです。

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希少な唐津エキストラバージンオリーブオイルの風味を楽しむなら、パンかな?フレッシュな香りとピリッとした辛みがアクセントに

 

唐津の地で、オリーブを栽培する山浦さんの想い。

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宝満神社横の建物は、大林監督の「花筐」のロケ地。レトロな素敵な建築物でした。収穫したてのオリーブの新漬けもいただきました

 山浦さんに今年のオリーブ果実の出来栄えやオイルについてお聞きしました。

「台風で木が何本か倒れる被害はありましたが、収穫にはさほど影響なく、オリーブの出来栄えはよかったです。このエキストラバージンオリーブオイルは数日前に搾油所から来たばかりの搾りたてで、酸度は0.15%です。」

 国際オリーブオイル理事会の規格では、エキストラバージンオリーブオイルの酸度は0.8%以下となっているので、山浦さんの自信のほどが伺えます。

 「唐津オリーブ農園では、なるべく自然に負荷をかけない方法でオリーブを育てています。除草も人の手で行っているんですよ。でもまだまだ唐津でのオリーブ生産は知られていないんです。このオリーブ収穫祭は、地域の方たちに楽しみながらオリーブを知っていただくための取り組みの一貫なんです。もっとオリーブの収穫量を増やして、食品、コスメ、観光などで、この地域を盛り上げて行くことができたら…と思っています。」

 オリーブオイルの味わいは、育つ土地の風土も大きく影響しています。今回、収穫祭で山浦さんの「オリーブで地域を盛り上げたいという想い」を改めて知り、その味わいがさらに深まったように思いました。

 

山浦さん渾身のエキストラバージンオリーブオイルはないのですが…オリーブリーフティーとコスメはこちらで購入することができます。オリーブリーフには抗酸化物質・オレウロペインが含まれています。

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