秋冬こそ大事な紫外線ケア。彩の国・埼玉の『いろどり繭』のシルクエキスで、サラサラ馴染む日焼け止め。
淡いレモン色の埼玉県ブランド繭〝いろどり〟。ポリフェノールが豊富で、保湿や紫外線吸収など優れた特長を持っています。
日本各地、キラリと光るご当地コスメをご紹介する『コスメ風土記』。
今回は9月に訪れた埼玉県から、コスメファームさんのハーチュリー マイルドサンスクリーンとまゆ玉をご紹介させていただきます。
シルク繊維は人の肌に近いタンパク質でできていることから肌にやさしく、なめらかでつややか。
そんな絹糸産業に従事する人々の手も、すべすべして美しいことが昔から知られてきました。
通常、シルクのもととなる繭は白い色ですが
埼玉県のコスメファームさんが原料としているのは淡いレモン色のさいたまブランド繭〝いろどり〟。
昔から養蚕が盛んな埼玉の地で、オリジナルの蚕品種として育成されているものです。
レモン色の秘密は、繭に多く含まれているフラボノイド色素のポリフェノールにあります。
このいろどり繭の美容パワーを活用するために
財団法人大日本蚕糸会 蚕糸科学研究所と埼玉県農林部農林総合研究センターとの3年間にわたる共同研究の成果で誕生したのが、コスメファームさんのハーチュリー化粧品シリーズなのです。
コスメファームさんは生繭の調達から抽出までの全ての工程を自社で行い、化学工業薬品を一切使用せず、熱水を用いていろどり繭からシルクセリシンを抽出します。そのため、いろどり繭の持つポリフェノールなどの有用な美容成分が含まれています。
シルクセリシンは肌の天然保湿因子・NMFの組成に似ていることから、優れた保湿性を持っており、艶やかでシルキーな感触を生み出してくれます。
また、ビタミンCとのテストでも同等以上の力を発揮し、肌トラブルを招く紫外線UV-A、UV-Bの波長を吸収するなど、高い美容パワーを持っているのだそうです。
油断しがちな秋冬の紫外線ケアに、シルクならではのさらりと軽やかな使い心地。
夏と違って日差しも柔らかな秋冬は、紫外線も油断してしまいがちです。
しかし、生活紫外線と呼ばれるUV-Aの量は冬でも多い時期の2分の1から3分の1あり、大きな肌ダメージの原因になることから年間を通して切れ間のない対策が必要です。
ハーチュリー マイルドサンスクリーンを使ってみた感想は、なんといってもシルク特有のサラサラとした使い心地と皮膜感・刺激のないやさしい感触。
肌馴染みが良いので重ね付けしても重くなりません。毎日の紫外線ケアにぴったりだと思いました。
塗りのばすと肌のトーンが少しだけ明るくなるので、化粧下地としても使えるのがうれしいところです。
まゆ玉は水に濡らし柔らかくして、小鼻のざらつきをオフ!
小鼻には、普段の洗顔で落としきれない皮脂やメイクの残りが溜まりがちです。
入浴後や蒸しタオルで顔を温めた後などに、
水に濡らして柔らかくしたまゆ玉で小鼻をやさしくくるくるしてみました。
皮脂やメイク汚れを絡め取って、ざらつきが取れ、ツルツルした使用感に!
やりすぎは禁物なので、週に1〜2回ほどにしていますが、徐々に毛穴詰まりが目立たなくなっているのを実感しています。
また、このまゆ玉に添えられていたリーフレットにはお風呂に入れる、煮出してシルクローションをつくるなどのまゆ玉の活用法が記されてありました。
いろんな使い方を試せるのも楽しいですね。
いろどり繭の美容パワーを十分に活かしたハーチュリーシリーズのコスメは、サンスクリーン以外にも化粧水や美容液、ゲル(美容クリーム)、洗顔フォーム、ファンデーション、オイルエッセンスと多彩に揃っています。
コスメファームの代表取締役である潮田さんは
「絶滅危惧種である純日本産の繭から生まれた絹製品をご利用、普及いただきますようお願いいたします」と言葉を寄せてくださいました。
かつて日本の産業の大きな柱であり、太古の昔から人間の暮らしを助けてきた蚕と、蚕がつくりだす繭、そしてシルクの素晴らしい力。
私も、コスメという形で多くの方々に実感していただきたいと強く思いました。
ハーチュリーマイルドサンスクリーン、まゆ玉はこちらから購入することができます。