コスメの「タネ」を育む場所!JCCコスメ原料開発室を見学しました。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます!今回は、佐賀県唐津市にあるコスメの元を開発・研究している施設をご紹介します。実際に伺ったのは2018年でしたが、なかなか訪れる機会のないところでもありますので、書かせていただきますね。
佐賀大学農学部唐津キャンパス開放Day!
ジャパン・コスメティックセンターは、 地元の植物などの素材をコスメに活かすための「コスメ原料開発室」を佐賀大学農学部附属アグリ創生教育研究センター唐津キャンパス内に持っています。年に一度、「唐津キャンパス開放Day」としてオープンキャンパスが開催されるのに併せ、このコスメ原料開発室も一般開放されます。
普段、唐津キャンパスでは農産物の持つ健康機能やコスメに関連する研究が行われていますが、この日はこちらで育てた野菜の直売や実験室の見学などもあり、アットホームな雰囲気。家族で来られた方もいて、好奇心旺盛な子どもたちは、研究装置や実験体験に夢中でした。
利きアロマ体験にルームスプレーのワークショップも!
コスメ原料開発室でも、ここならではのイベントが行われていました。6種類の精油の香りを嗅いで、どの原料から抽出されているかを当てる「利きアロマ」体験ゲーム。さがんルビーや温州みかんなどHana Marcheでも馴染みのある佐賀県の果実やハーブなのに、なかなか難しくて全問正解とはいきませんでした(><)
この地域でとれたホーリーバジルの蒸留水を使った、ルームスプレーもワクワク実験気分でつくりましたよ♫爽やかな香りで、心寛ぎます。
精油と蒸留水抽出実演では、佐賀で生まれた国産初グレープフルーツ・さがんルビーの香りも楽しめました!
地域の農産物をコスメ原料として活かすために
コスメ原料開発室では、唐津市や玄海町で採取された植物のエキスを抽出したり、その成分を研究するためのサンプル作成が行われています。大学での研究、企業への商品素材の提供などなど、産・官・学で新たなコスメの可能性を広げていく場所なのです。
知っているブランドにも、佐賀県の地域素材が
コスメ通に絶大な人気を誇るアルビオンのイグニスや、トップメイクアップアーティスト早坂香須子さんのブランド・ネロリラボタニカ、国産ワイルドクラフトコスメのクオン、久光製薬の化粧品ブランド・さが美人にも、ジャパン・コスメティックセンターが関わった佐賀の地域素材が使われています。そうとは知らずに愛用している人も多いことでしょう。
この化粧品に記載されている「〇〇植物エキス配合(保湿成分)」の元は、九州の自然のなかで育まれていた。その力を認められて、取り入れられた。そのことが、改めてすごいことなのだと思います。3年前の、唐津のミカンハウスで温州ミカンのつぼみを摘んだ時の感動がよみがえります。
よかったら、ご愛用のコスメの裏側を見てください。そこに表記されているのはどんなエキスでしょうか。そのエキスの元となった植物にも、育った風土にも、一つひとつストーリーがあるのです。
そして開発した人、原料を育てた人、製造した人など携わった多くの人々の想いが込められています。そう思うと、もっともっとそのコスメが愛おしく感じられるかもしれませんね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
※あしからずご了承ください※
私が実際にJCCコスメ原料開発室・佐賀大学農学部付属アグリ創生教育研究センター唐津キャンパス開放Dayに伺ったのは2018年です。ブログの情報・写真等はその当時のものになります。