ご当地コスメ2020年振り返り。地域素材とキレイをつなぐ想いは、コロナに負けない!
2020年もこのブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。新型コロナは美容・化粧品業界にも大きな影響を与えましたが、その反面『おうち美容』などでスキンケアが再注目されるようになりました。また、美容系のセミナーもオンライン受講が可能となり、遠隔地でも気軽に参加できるようになりました。
私も所属している団体の日本化粧品検定協会やジャパン・コスメティックセンターのセミナーを受講し、最新の美容・コスメのトレンドを学んでいます。
その中で、目立ってきたのが『サステナブル』、そしてこれまでも人気のあった『オーガニック』『ナチュラル』といった言葉です。
私が好きでずっと追いかけているご当地コスメも、開発者の方のお話を聞いたり、パンフレットやホームページを読み込んでいくと上記の言葉を見つけます。
とかく化粧品は、コスメは「シミ・シワに効く」「ニキビが治る」等のわかりやすいメリットを求められますが、『化粧品』の役割はそれだけではないと思うのです。
例えば、世界観を伝えるパッケージ。手に取った途端、肌に馴染むテクスチャー。みずみずしい植物の香り、お手入れしているときの豊かな気分。
それだけでなく、この商品を使うことで、自分の故郷や住んでいる地域の良さに気づくことや、遠く離れた生産者の方の想い、地域を豊かにしたい開発者の方のストーリーにまで思いを馳せられる…こういったこともコスメの魅力だし、コスメが伝える役割ではないかと思うのです。
今は、プチプラからハイブランドデパコスまで、望めばどんなコスメでも手に入れやすい時代。その中で、ご当地コスメもしっかり存在感を発揮してきたと思います。
それではコロナ禍に負けず、地域素材の良さを発信するご当地コスメを改めてご紹介しましょう。
- 佐賀県『Sila』のリップクリームとボディクリーム
- 福岡県糸島市『暇楽』のナチュラル手づくり石けん
- 長崎県『junero』のボディミルク
- 富山県『LALA HONEY』のトウキ葉化粧水と美容オイル
- 北海道『Kalins』エンリッチオールインワンクリーム
- 鹿児島県『ボタニカノン』のゲットウ化粧水とエマルジョン
- 熊本県『COKON LAB』のハンド&ボディローション
- 佐賀県『TBK®︎』のリップバーム
佐賀県『Sila』のリップクリームとボディクリーム
自社で培養している国産アスタキサンチンを配合している『アルビータ』さんのブランドです。ベルガモット香るボディクリームとほんのり色づくリップをご紹介しました。
福岡県糸島市『暇楽』のナチュラル手づくり石けん
可愛いくて肌への優しさを追求した、手づくり石けんで大人気の『暇楽』さん。緊急事態宣言前にショップを訪問。優しいとろみ泡の甘桜の美精石けんをご紹介しました。
長崎県『junero』のボディミルク
有機JAS認証を取得し、長崎県佐世保市と西海市で柑橘類を栽培されている『YAMABE KAJUEN』さんのブランド。大地とネロリ香るボディローションをご紹介しました。
富山県『LALA HONEY』のトウキ葉化粧水と美容オイル
女性たちの健康に役立てられてきたトウキ。その葉の美容への働きに着目し、今年クラウドファンディングでデビュー。トウキ葉化粧水と美容オイルをご紹介しました。
北海道『Kalins』エンリッチオールインワンクリーム
北の大地の夏に、赤い小さな実をつけるカリンズと、開発者新木さんご家族のストーリーが印象的でした。すっと肌馴染みの良いオールインワンクリームをご紹介しました。
鹿児島県『ボタニカノン』のゲットウ化粧水とエマルジョン
環境や地域活性化を先取りする『ボタニカルファクトリー』さんは、エシカルアワードを受賞!植物のパワーあふれるゲットウ化粧水とエマルジョンをご紹介しました。
熊本県『COKON LAB』のハンド&ボディローション
山鹿の地で盛んだったシルク生産の復活と、さらなるシルクの可能性を追求。『やまがシルク』の高い保湿性を活かした、ハンド&ボディローションをご紹介しました。
佐賀県『TBK®︎』のリップバーム
椿の島・加唐島の椿油のコスメブランド『TBK®︎』新作。椿油をメインに、シンプルな配合で作られた無色と温かみのある【red】のリップバームをご紹介しました。
ご当地コスメというジャンルにおいて
新たな商品やブランドが誕生したり、評価を受けたりすることは
やはりキレイになりたい気持ちとともに、自然や社会のことも考えたコスメが
求められている証ではないでしょうか。
私はそこに、ご当地コスメの希望を感じます。
来年も、もっともっと魅力的なご当地コスメを見つけてご紹介したいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。