コスメ原料を育む島へ〜高島でリトコスさんのイベントに参加しました!
「加唐島のツバキを使用したハンドスプレーづくり体験」に行ってきました。
このイベントは、唐津市の株式会社Retocos(リトコス)さんが、北海道の「みんなのすながわ」の実行委員長・今井浩恵さんをゲストに招いて島の子供達との交流の場創造を目的に開催したものです。
今回はその様子を写真多めでお伝えしますね!
高島とはこんな島
唐津城を望む渡船場から、定期船で約10分。唐津湾に浮かぶ小さな島・高島。この島の名所といえば、「宝当神社」。宝くじにご利益のある神社として、マスコミにも紹介されています。高額当選を願って参拝する人が訪れているのですよ。
船を降りると、唐津南高校の学生さんたちが出迎えてくれました。大人に混じって子どもたちも元気に参加。一緒に住宅地の路地を進んで行くと、畑が広がり始めます。どんどん歩いていって、山のふもとの畑にたどり着きました。
まずはホーリーバジルの植樹体験
午前中は、畑の雑草取りです。耕作放棄地なのか、防草シートをしていても隙間からいろんな植物がはびこっていて、なかなか手強そう。参加の皆さんは各自軍手をはめて(私も)、雑草を引き抜き、シートの穴の空いた部分を掘り返していきます。これがなかなか大変です。
雑草、といっても一つひとつ名前のある植物、申し訳ないけど、君たちは他の場所で繁殖してくれ~!と思いながら、引き抜いた雑草を畑の外に。
掘り返した穴の中に、ホーリーバジルの苗を植えていきます。水を与えられた小さな苗からは、すでに爽やかな香りが漂っています。高島の太陽と土に育まれて、やがてお茶や化粧品の原料に活用されると思うと楽しみです。
ホーリーバジルの畑での作業が終わると、公民館に移動してランチタイムです。
学生さんたちを始め、スタッフの方々が季節の野菜たっぷりのお昼ごはんを用意してくださいました。
巾着煮や春巻き、柑橘(甘夏かな?)をつかったサラダや魚の唐揚げ、お味噌汁にはアスパラに黒と白のきくらげが入っていて、とってもヘルシー。美味しくて、お腹いっぱい大満足です。
香り×香りのハンドスプレーづくりワークショップ
午後の部から、ハンドスプレーづくりのワークショップ。公民館の講堂は子どもたちも混じって、満員御礼です。
主催であるリトコスさんは、島の資源をコスメの原料として活かし、島と人々が共生しながら豊かに暮らせる持続可能な未来を目指して4つの事業をおこなっています。その内容は、①コスメ事業、②ツーリズム事業、③コスメティック販売事業、④離島留学事業。
このワークショップもその一環になるのですね。
テーブルには、ビターオレンジ葉の精油をはじめ、調香された『ホワイトティー』や『キンモクセイ』の香料など、さまざまな香りが用意されています。
ワークショップ講師を務める望月亜希子さんは、みんなのすながわプロジェクト副実行委員長。ですが、黒板の写真や香りの名前を見て、ピンと来た方もいらっしゃるかもしれません。そうです、あの大人気ブランド『SHIRO』にいらっしゃった方です!
参加者の皆さんがSHIROの香りにうっとりしつつ、さらにどんな香りを組み合わせようか、ムエットを何度も嗅ぎながら、作りたい香りのイメージを考えます。
作り方は(ざっくりですが)緑のガラス瓶に選んだ精油や香料を垂らし、アルコールの入った容器へ滴下します。その後ローゼルエキス、甘夏の蒸留水を加え、ツバキオイルを計り入れて、よく振り混ぜて完成です。
私は柑橘に似た爽やかな香りのアオモジの精油に、スーッと落ち着くようなクスノキの精油の組み合わせ。甘夏の蒸留水も加えたアルコールスプレーを作りました。
少し大人っぽい深みのある香りに仕上がりました。ローゼルエキスによるほんのりとしたピンク色も素敵です。
私が体験したのはリトコスさんの事業のごく一部ですが、島の恵みを通して人との繋がり、健康と美、人口減少に対する活性化の試みなどが感じられました。
これからもコスメの原料の産地にできるだけ足を運びたいと思っています。
今回も読んでくださり、ありがとうございました。
ぜひいつか、キレイが生まれる島へ、訪れてみてくださいね。
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