tryaging’s diary

コスメコンシェルジュ山内有紀が、日本各地のご当地コスメをご紹介します!。

日本化粧品検定協会コスメコンシェルジュ、ジャパン・コスメティックセンター会員。日本各地のキラリと光るご当地コスメをご紹介しています。使用についてはご自身の判断でお願いいたします。

ご当地コスメ広島県。牡蠣から配合の入浴用化粧品でお風呂美人に!

牡蠣がらといっても非常にきめ細かいパウダーになっています

梅雨に入り、湿度の高い日々が続きます。皆様いかがお過ごしでしょうか?

なんとなく気分的にパッとしないけれど、ワタクシ、ボディケアに最適なシーズンだと思っているのです。夏に入る前に素肌をツルスベにしておきたいではないですか?

そ・こ・で、役に立ちそうなご当地コスメを広島県からご紹介しますよ!

今年は広島サミットで世界的にも注目されましたね。※日本地図はstart-point.netさんより。

今回のご当地コスメは、広島県安芸郡海田町にある石井五商店さんの入浴用化粧品。

「瀬戸の美麗浴」です。

春に広島県に行く機会があり、広島駅のアバンセ(高品質食材マーケット)をうろうろしていた時に見つけたご当地コスメなんです。

では詳しくご紹介してまいりましょう〜!

 

工業製品から化粧品へ

海田町は瀬戸内海に面し、自動車工業メーカーやその下請メーカーが集積するところ。石井五商店さんも、元々は化学工業薬品の製造販売をされているメーカーさんです。

広く使用されている重曹に着目され、新たな事業として化粧品や日用品を開発することになりました。

ナチュラルクリーニングやにおい消しなどでおなじみの重曹ですが、お風呂のおともとしてもポピュラーなもの。ワークショップなどで、クエン酸重曹でバスボムを作った方もいらっしゃるかと思います。

重曹は炭酸水素Naと表示される成分で、弱アルカリ性の性質。古い角質を落とし、つるつるすべすべの肌にする働きを持っています。

ものづくりの視点を広げたところから、石井五商店さんのコスメ作りが始まりました。

 

美容効果をもたらす素材に広島県産の『牡蠣から』を

広島の牡蠣養殖場※写真はイメージです※写真ACさんより

先に石井五商店さんは、保湿効果を持つトレハロースを配合した『重曹風呂』を開発。さらに、海の恵みと大地の恵みをプラスした入浴用化粧品を開発します。

 

海の恵みとは、広島県産の『牡蠣から』のこと。

牡蠣の生産量日本一を誇る広島県ならではの地域素材です。この牡蠣からを焼成・濾過して作った高濃度カルシウムイオン水を配合することで、潤いのある肌に導いてくれるのです。

 

大地の恵みとは、山形県月布鉱山産のベントナイトのこと。

約1600万年前の火山灰が堆積してできた、モンモリロナイトを主成分とするとても滑らかな粘土です。そのサイズは超がつくほどの微粒子!毛穴の奥の汚れを吸着して洗い流す働きで、洗顔料にもよく配合されている自然素材です。水に溶けるとゲル状になって肌を包み、潤いを与えて整える働きを持っています。

そして、糖の一種である保湿成分のトレハロースも配合。

シンプルに、なめらかで美しい肌に導くための成分を選りすぐった、お風呂のおともが完成したのですね。

 

パックで美肌になる『肌磨き粉 瀬戸の美麗』

『瀬戸の美麗 肌磨き粉』は、入浴用よりもさらに粒子が細かくなっています

入浴用化粧品である『瀬戸の美麗浴』、もともとお湯に溶かして使うものだったのですが、お客さまから「ペースト状にして肌に塗って使っている」とのお声をいただいたそうです。

そこで石井五商店さんはテストを進め、浴用よりもさらに細かい粒子のものを2レベル開発。ボディ用と、最も粒子の細かいフェイス用の肌磨き粉を商品化したのです。

ベントナイトで肌の汚れを吸着して洗い流す働きを。プラス、牡蠣からが持つ、肌のターンオーバーサポートと保湿の働きを活かしたコスメとなりました。

お湯で溶いてパックすると、美容成分を密閉できてじっくりスキンケアが叶いますね。

 

それでは『瀬戸の美麗』『肌磨き粉 瀬戸の美麗』使ってレポ!

使用の目安は、お風呂のお湯(200リットル)に対しスプーン1杯(約20〜25g)

まずは『瀬戸の美麗浴』を試しました!

お風呂に投入すると、サラサラとしたパウダーがとけてうっすら白く濁ってきます。お湯そのものはサラッとした感じなのですが、お風呂上がりの感触は全身すべすべに。

肌磨き粉に適量の水を加え、ペースト状にして5分ほど待ってみました

次にボディ用パックパウダー『肌磨き粉  瀬戸の美麗』を使ってみましたよ!

パウダーが本当にきめ細かいので、水はスプーンで少しずつ加えないとゆるゆるになってしまいます(注意です)。

よく混ぜて、ペースト状にしてから手の甲へ。入浴時はひじ・ひざ・かかとなどごわつきが気になるところに塗って、しばらくパック。

さっと洗い流して水分を拭き取って…パッと感じるものが

こすらずただ5分から10分ほど待ってからシャワーでサーッと洗い流します。

本当にこれだけなのに、“肌するん”の使用感がいい感じ。
さぁ夏よ来い!って気持ちになります!

 

ずっと愛され続けている商品

石井五商店の代表である根石さんにメールでお話を伺いました。

「美肌の湯と呼ばれる温泉の3つの条件が、

①アルカリ重曹泉であること

②ナトリウムイオンが豊富であること

③カルシウムイオンが豊富であること

この条件に沿って『瀬戸の美麗浴』を開発しました。

当社ではあまり積極的にPRをしていませんし、拡販も行っておりませんが

気に入っていただいているお客様からリピートをいただいています」。

 

ナチュラルな素材の持つ良さを活かしたお風呂のおとも。

地域素材も活用されていて、使えば納得できる使用感がある。

地元の方々に長く愛されているんだな…としみじみ思えた広島県のご当地コスメでした。

石井五商店さんのウェブサイトはこちらです。

www.1415biz.com

いつもお読みいただきありがとうございます!

このブログが、あなたのご当地コスメ選びの参考になれば幸いです。

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