もう桜の花だよりもあちこちで聞かれる頃になりましたね🌸
今回のご当地コスメは、皆さまを糸島の海へお連れいたします。
そして私が十数年前に見つけた小さな、
でもとても素敵な石けん工房があるんです。
では出発しましょう〜
- 福岡の人気スポット・糸島半島は島じゃない!?
- スローな時間が流れる、海辺の石けん工房を再訪問
- 糸島の工房で作る石けんに、糸島の恵みを取り入れて。
- 肌あたり優しいとろみ泡。「甘桜の美精石けん」を使ってみた!
福岡の人気スポット・糸島半島は島じゃない!?
「糸島というから島だと思っていた」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
糸島は玄界灘に突き出た半島なのです。
国宝・大型内行花文鏡が出土した平原遺跡など、古墳や遺跡も点在。
魏志倭人伝の「伊都国」との関連性も指摘されている歴史のある土地です。
糸島の魅力といえば、豊かな自然と、美味しい農産物や海産物。
牡蠣小屋は冬の風物詩としておなじみです。
二見ヶ浦をはじめ海辺はサーフスポットとして、サーファーたちに大人気。
夕日が美しいサンセットロードの脇には、海外リゾートのような雰囲気の
お洒落なカフェやレストランもあるんです。
そして、糸島には陶芸や木工などの工房が点在していることもご存知でしょうか。
その一つに、手づくり石けん工房があります。
名前は「暇楽」さん。
もう十数年も前になりますが、
私は何かで知った暇楽さんの石けん工房を
探しに出かけたことがありました。
夏の盛りで、海辺の道は観光客が止めた車がずらっと続いて…。
そのため道幅が狭く、おっかなびっくり運転して行ったことを覚えています。
やっとたどり着いた暇楽さんの石けん工房は、
目の前に浜辺が広がる素晴らしいロケーション。
「工房」と呼ぶにふさわしい木造の温かみあるたたずまいでした。
オリーブオイルなどの植物油脂や
ハーブ、クレイなどを使った手づくり石けんは、
コールドプロセスでじっくり熟成させたこだわりの品がずらり。
かなり真剣に選んで、
自分用と友人用に購入して帰宅の途についたのでした。
それから程なくして、天神の大型専門店でも取り扱いが始まり、
暇楽さんの手づくり石けんは手軽に入手できるように。
もちろん海辺にたたずむ工房と
自然素材にこだわった暇楽さんの石けんは、
様々なメディアに取り上げられ、
糸島の名物として知られるようになっていきます。
スローな時間が流れる、海辺の石けん工房を再訪問
新型コロナウイルス対策として
店先にアルコールスプレーを用意されていたので、
シュッシュッと除菌してからお店に入ります。
お店のスタッフの方も皆さんマスク姿。
私もマスク姿でお話を伺いました。
私が十数年前に伺ったことを話すと、
なんとスタッフの方もその頃に
お客さんとして訪れたことがあったのだそう。
「あれから建物は建て替えていますが、
今もこの地で手づくり石けんを作っているんですよ」。
暇楽の石けんはオリーブオイルをメインに
植物油脂を配合していて、
色付けもクレイやハーブオイルなどを使用。
香りは天然アロマエッセンスで付けています。
自然豊かな糸島の地にふさわしい、
よりナチュラルなものづくりへの意志を感じます。
また見て可愛らしいだけではなく、
敏感肌や保湿などのニーズにあった石けんを取り揃えています。
こういった点も、多くのファンを惹きつけるのでしょう。
「合成の固形材を使っていないので、
柔らかく溶け崩れしやすいです。
しっかり水を切って石けん置きにおいてくださいね」と、
スタッフの方が取り扱いの注意を教えてくれました。
暇楽さんでは、季節ごとに限定の石けんも作っています。
ちょうどこの時季は春限定の商品が店頭を彩っていました。
糸島の工房で作る石けんに、糸島の恵みを取り入れて。
桜の花びらをモチーフにした石けんは、
「甘桜の美精石けん」(写真:左)。
糸島市の酒蔵で作られた甘酒を配合しているのが大きな特色です。
コラーゲンも配合し、保湿に特化した一品。
「蜜の華石けん」(写真:右)は、
糸島市の養蜂家のはちみつを配合した石けんで、
ほんのりとレモン油とはちみつの甘い香りが漂います。
これもまた春の喜びを感じさせる一品。
みつばちの巣に蜂がちょこんと乗っかっていて
思わず「可愛い」と手に取りたくなるデザインも素敵です。
肌あたり優しいとろみ泡。「甘桜の美精石けん」を使ってみた!
ネットを使って泡立てた「甘桜の美精石けん」の泡は、
わずかなとろみがあってまろやかに肌を包み込みます。
今回はその泡を顔にそっとのせて、
優しく数回ポンポンしたのちにすぐ洗い流しました。
潤いはそのままに、しっとりした洗い上がりです。
新型コロナの影響でマスクをし続けて
乾燥肌+敏感肌になってしまった私の肌。
洗顔するにも保湿力の高いものを探していたので、
ピッタリでした!
余談ですが、この石けんを洗面所に置いておくと、
ほのかにアロマの香りが漂ってきます。
それもそのはず、ラベンダー油や
ニオイテンジクアオイ油などのアロマ油も
配合されているから。
顔を洗うたびに香って癒されるのも嬉しい石けんです。
実はこのブログで
糸島のご当地コスメを紹介するならば、
暇楽さんの石けんにしたいと
ずっと思っていました。
できれば糸島素材を使ったものがいいなと…。
今回久しぶりに伺って、
「甘桜の美精石けん」をレポートすることができました。
誰もが使う(おそらくメイクをしない人も)
石けんというシンプルなアイテムだからこそ、
作り手の想いが使う側にもストレートに伝わってくる気がします。
そして暇楽さんのような工房がある、
ということも糸島という土地の人気に
つながっているように感じました。
暇楽さんを出ると、
道路を挟んで目の前に広がる春の海…
本当の贅沢って、こういうことをいうのかもしれませんね。
なかなか出かけられない時は、
ご当地コスメでその土地を訪れた気分に
浸るのもいいかもしれません。
今日のブログで
少しでもお出かけ気分を味わっていただければ幸いです。
暇楽さんの石けんはこちらから購入することができます。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。