先月、阪急うめだ本店でJ-Beauty Selectionが開催されていました。
バイヤーが選んだ日本各地の素材を使ったコスメが販売されていて、webサイトを見たら通販も可能でした。
まだまだ続くコロナ禍。その中で、役に立ちそうなコスメを選んでみましたよ!
今回は、愛媛県のブランドyaetocoの『家族ハンドクリーム』です。
まずは、その商品背景からご紹介いたしますね。
明浜の地で育まれる柑橘から生まれたコスメブランド『yaetoco』
柑橘王国で知られる愛媛県。その南西部に位置する西予市明浜町は海に面し、天にも届くかと思われるほど段々畑が続くところです。
この地で環境保全型農業に取り組む生産者団体の無茶々園さんが、「柑橘を使って、新しい価値を作りたい」とスタートさせたのがコスメブランドyaetoco(ヤエトコ)です。
ヤエトコとは、この地域の秋祭りの掛け声で、「この浜はよいところ」という意味なのだそう。その言葉にたがわず、無茶々園さんは、環境や有機農業、地域に関わる人々を大切に思い、活動されてきた歴史をもっています。
無茶々園さんの生産者さんたちが、できるだけ農薬に頼らず手塩にかけて育てた柑橘たち。エッセンシャルオイルはもちろん、その精油と蒸留水を主原料に、ハンドクリームやスキンケアコスメ、バーム、ボディミルクやボディミストなどが作られています。
伊予柑は、伊予の国の柑橘。
伊予柑は、伊予国(愛媛県の旧国名)にちなんで名付けられた柑橘です。その名の通り、全国の伊予柑産地出荷量は、愛媛県が圧倒的に他を引き離してトップ。
収穫高2万8,070トン、シェア91%を占めています。
(果物ナビより引用)
厚めの果皮をむくと、じょうのうに包まれた大ぶりの果肉。爽やかで高い香り、甘くてジューシーな味わいが伊予柑の魅力。
ですがその果皮にも芳香成分リモネンや、ポリフェノールの一種・へスペリジン、カロテノイドの一種・β-クリプトキサンチンなど、美と健康に役立つ成分が含まれています。これは捨て置けませんね!
ちなみに、無茶々園さんでは精油の抽出に、減圧水蒸気蒸留法を用いています。そのため、光毒性のフロクマリン類を含みません。
yaetocoのコスメは、「柑橘の良さを生かすこと」、「家族みんなで使える優しい処方であること」がコンセプト。合成香料や合成着色料は使わず、石油由来の成分も不使用です。
では『家族ハンドクリーム』を使ってレポ!
まず思ったのは、結構かためのテクスチャー。チューブから出てきた形そのままでほとんど水分を感じませんが、指でのばしていくうちになじみ、しっかりと手肌を包んでくれます。
ハンドクリームに求めるものは人それぞれだと思うのですが、やはり忙しいこの時代において、「べたつかない」ことは結構重要ではないでしょうか。
yaetocoの家族ハンドクリームをつかって感じたのは、べたつかず、すぐ次の動作に移れること。
パソコン作業や勉強、家事などを邪魔しない快適な使用感は、大人にも子どもにもうれしい使い心地だと思いました。
まるで、こたつの上の柑橘を家族みんなで囲むように、yaetocoのコスメを家族みんなで使っている…そんなあたたかいシーンを連想しましたし、そういう世界観を大切にした商品なのだと思いました。
今回の記事を書くにあたって、無茶々園の藤森さんとメールにてやりとりをさせていただきました。そこに綴られていた文章がとても素敵だったので、最後にご紹介させていただきます。
「明浜の段々畑では伊予柑の花が咲き始めました。
もし機会がございましたらお立ち寄りください。
柑橘の育つ段々畑をご案内いたします。」
海を望む段々畑に、清らかな香りを放つ伊予柑の花。
無茶々園さんの人々の笑顔までも見えるような、素敵なハンドクリームでした。
このブログを読んでくださり、ありがとうございます。
あなたのコスメ選びの参考になれば幸いです。
無茶々園さんのyaetocoのホームページはこちらです。