佐賀県コスメ研究の最前線を訪ねる!コスメ・スタディツアー【その②】
佐賀県の本気☆コスメ・素材の研究開発をサポート!
8月に参加して参りました、ジャパン・コスメティックセンター主催『コスメ・スタディツアー』。
佐賀県のコスメ研究施設見学レポートの2回目です。
今回も専門性が高く、いえ、毎度のことながら説明を聞くのが精一杯でした(汗)。
若干文字多めになっておりますが、そこは!読者の皆様の想像力で補っていただければ幸いです。
それでは、行ってみましょ~!
『佐賀県工業技術センター』とコスメの関わりは?
鳥栖市を出て、マイクロバスは佐賀市へ。鍋島町にある、落ち着いた感じの建物に到着しました。
『佐賀県工業技術センター』。
はてさて…!?コスメとどう関係するのでしょうか??
このセンターでコスメ研究・開発に関わるのは『食品工業部』になります。
●食品やコスメに関する機能性の評価法確立
●佐賀県の資源の機能性探索と利用法の開発
などの技術支援を行うのだそうです。
一般消費者としては、『コスメはイメージで選ぶ』と思いがちですが、そのイメージも、コスメの効果をもとにクリエーションされています。〝どんな素材にどんな成分が含まれているのか〟や〝肌にどんな変化が現れるのか〟などのデータを得られるよう、佐賀県工業技術センターがサポートしてくれるというわけなのですね。
数百万円の肌計測機器がズラリ…科学的に効果を追求!
そして、2階の計測機器を設置している部屋へ案内していだだきました。その中のいくつかをご紹介いたしますね!
■『Cutometer DUAL MPA580』(肌特性測定装置)
プローブを肌に押し当てて吸引し、肌の硬さ・柔らかさやハリなどを計測します。
この装置はセンサーを付け替えることで、他の肌特性も測定できます。
たとえば
・角質水分量…皮膚保湿性の向上を評価
・経皮水分蒸散量…皮膚のバリア機能を評価
・メラニン・ヘモグロビン測定…抗シミ、美白、炎症状態を評価
他にも 皮脂量・皮膚pH・皮膚表面温度を測定することができます。
■『VISIA® Evolution』(顔皮膚画像解析システム)
隠れジミと呼ばれるシミの予備軍を計測できる機器です。
(つまり、大人女性が恐れる隠れジミが明らかになる!)
そのほかにも〝シミ〟〝シワ〟〝毛穴〟〝色むら〟〝ポルフィリン〟〝メラニン指数〟〝ヘモグロビン指数〟の解析が可能。スキンケアの効果を数値化します。
■『PRIMOS-CR』(三次元皮膚画像解析システム)
目尻のシワや肌のキメなどを計測する機器で、日本香粧学会ガイドライン記載の「三次元測定法」に準拠したものです。効能評価試験の受託は行っていないそうですが、「今開発しているコスメは乾燥小ジワを目立たなくする効果が期待できるかも?」と当たりをつけたい時に使えそうです。※ヒト肌試験については安全性配慮など各種注意事項があります
『さがのものづくり』コスメづくりを応援!
ハイレベルな機器を間近に見た私の感想は、「佐賀県、コスメ開発に手厚い!」。
専門的かつ精密な計測機器ですから、一台数百万円もします。スタートしたばかりの企業だと、ひとつ購入するだけでも大変です。こちらの計測機器は1時間あたり1,000〜2,000円で利用できますので、これはかなり助かりますよ…!
「肌に効果がありそうな素材を持っているんだけど。どんな成分が含まれているんだろう。効果も科学的に調べられたら…」と思われている事業者さんは、ぜひ相談されてみてはいかがでしょうか。
また、肌計測機器による試験だけでなく、素材の成分抽出・分離、分析、機能性評価や地域素材の一次加工支援などの技術支援も行っています。
noteで「さがものづくり」情報板として、食品工業部のセミナー情報など発信されているので、ぜひチェックしてみてください。
新たなコスメ開発を、研究技術面からしっかりと支えたい、佐賀県の本気を感じました。
佐賀県工業技術センターさんのサイトはこちらです。
今回もお読みいただきありがとうございました!
佐賀県のコスメ研究施設を訪問!コスメ・スタディツアー【その1】
佐賀県のコスメ研究施設、どんなものがあるの?
8月某日、ジャパンコスメティックセンター主催の『コスメ・スタディツアー』に参加しました。
サブタイトルは「佐賀県内のコスメ研究環境を実際に訪問し、研究者と交流するスタディツアー」。
その内容は「美容・健康関連の研究に従事する方を対象に、佐賀県内の研究環境(設備、機器)を実際に訪問し、研究者と交流」を目的に行われるものなのですが…好奇心に負けて、私も参加してしまいました!
そこで、今回から3回シリーズで、このスタディツアーで見聞した佐賀県のコスメ研究施設についてお伝えします。
しかし、科学オンチの私はどこまで理解できたか非常に不安ではありますが…。
とりあえず、行ってみましょう〜!
『佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター』ってなに?
ツアーの出発点は、佐賀県のJR鳥栖駅。参加されているのは、大学生の方や、コスメ事業を検討されている事業家の方などなど。マイクロバスではJCC藤岡事務局長が出迎えてくださいました。車内で汗を拭き拭き、移動すること数十分。芝生の高台に建つ直方体の建物に到着しました。
『佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター』。
シンクロトロンって…なに??
2階のセミナー室に案内されると、センターの方からシンクロトロンについての説明がありました。
シンクロトロンとは、光源装置と呼ばれる加速器の一種。兵庫県にある『SPring-8』のような施設といったら、ピンとくる方も多いのではないでしょうか。
こちらの『佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター』は、産業利用をメインに、地方自治体が設立した初めての施設です。
光の速さまで加速された電子を、磁石で曲げて発生させて作るシンクロトロン放射光。
X線の1,000倍明るいシンクロトロン放射光は、半導体や電池材料など、さまざまな分野の研究に用いられています。
(…分かるような分からないような…すでに私の脳みそは湯気が立ってきました…)
身近なものの研究にも使われるシンクロトロン。
配布資料には、シンクロトロンが半導体をはじめ電池材料、プラスチックなど多岐にわたり先端研究に利用されていることが記載されています。
そして佐賀県の施設ですので、佐賀の特産品に関する研究にも活用されています。
たとえば、有田焼の赤絵の色調変化と化学構造の関連を調べたり。
緑茶の産地を識別して、品質向上に役立てられていたり。
私たちの生活に身近なものを深く研究することで、さらにより良いものが生まれるのですね。
(うっすらと、イメージできるようなできないような感じです…)
真っ直ぐな放射光で、肌と髪の構造を解き明かす。
さて、コスメ研究では、このシンクロトロンをどのように活用するかといいますと…。皮膚機能の解析や、癖毛の解析など、皮膚と髪の研究に用いられるのだそうです。
シンクロトロン放射光特有の、集中した真っ直ぐな光は、皮膚や毛髪の研究にとても有利なのだとか。
例えば外側から塗布するコスメがどのように浸透していくのか、肌のバリア機能の状態や細胞の状態がどうなるか、未知の部分を解き明かすことで、新たなコスメ開発の鍵に…!(ここは、なんとなくですがイメージできました!)
最後に、2階の見学ホールから1階の実験ホールを見せていただきました。
広大な施設内に、いくつものビームラインが配置されています。放射線を扱う施設であるため、実際に利用する際は、放射線安全教育の受講が必要です。
そして一般利用の料金は、1日209,500円!佐賀県内企業は104,700 円。ですが、初回1日無料のトライアル利用もあります。「まずはご相談ください」とのことでした。
ちなみに、九州でシンクロトロン施設があるのは佐賀県だけです。近隣には鳥栖ICがあり、アクセスの良さもアピールポイント。九州における各分野の先端研究に、かなり貢献しているのではないでしょうか。もちろん、コスメ研究においても。
佐賀県の先進性を再認識すると共に、コスメ研究のワクワクする未来も感じた、シンクロトロン光研究センターでした。
ちなみに、年に一度の一般公開では、実験ホールの中を見学できたり、イベントが行われます。最先端の科学技術に興味のある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
九州シンクロトロン光研究センターさんのサイトはこちらです。
今回はちょっと趣向を変えたブログとなりました。
お読みいただき、ありがとうございました!
鳥取県のご当地コスメは、あの美味しい特産品から生まれた原料配合のオールインワンジェル!
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全国のご当地コスメめぐり、初めての鳥取県です!
ご紹介するのは鳥取県の株式会社シャルビーさんの「りとっとのほほうるる」。なんともユニークなブランド名ではありませんか!
インスタグラムのアイコン画像にもなっている、オールインワンジェルクリームを取り寄せて使用し、「これはぜひとも!」と思ったのです。
その後、シャルビーさんへメールでお話を伺うことができましたのでご紹介します。
鳥取県の、あの特産品の殻から作り出された『保湿成分』。
鳥取県といえば、鳥取砂丘に伯耆富士で知られる大山。そして日本海の幸などいろいろ思い浮かぶものがありますね。
「りとっとのほほうるる オールインワンジェルクリーム」も、鳥取県ならではの地域素材が活用されています。
それは、境港で水揚げされたベニズワイガニの殻!
ベニズワイガニの殻と、コスメ。一見結びつきそうにないのですが…。
実は、ベニズワイガニの殻から、保湿成分の〝アセチルグルコサミン〟が作られるのです。これは美容成分としておなじみのヒアルロン酸などを構成する成分で、肌や軟骨などにも存在しています。
シャルビーさんは自社開発のブランドを立ち上げたとき、鳥取県の研究機関の研究者の方から「このNアセチルグルコサミンの共同開発者として参加して欲しい」とオファーされたのだそう。
そして、この成分の共同研究から誕生したのが、『りとっとのたからもの ほほうるる オールインワンジェルクリーム』というわけです。
ちなみに、この研究者の方は〝キチン・キトサン〟の研究で、さまざまな功績を残された方なのだとか。
鳥取県の女性のために開発したオールインワンジェルクリーム
このオールインワンジェルクリーム開発にあたって、シャルビー代表の工藤陽平さんが素敵なお話をしてくださいました。
「私たちはもともと鳥取エリアを主な市場として活動している化粧品メーカーですので、鳥取の女性に向けたメッセージを製品に込めたいという想いが強くあります。
鳥取は共働き世帯が多く、女性の多くは仕事のほかに、家事、育児と忙しい日々を送っています。
そんな女性たちに向けて、簡単だけど、ほっと安らぐ時間ができて、しっかり美容効果が得られるものを提供したいと思い、オールインワンのジェルクリームを作ることにしたのです」。
『ほほうるるシリーズ』のコスメは、保湿成分アセチルグルコサミンのほかに、鳥取県境港産のタイウロコから作られた〝コラーゲン〟そして鳥取県倉吉市の「白山命水」の〝天然水〟を用いているのが特徴です。
鳥取の女性たちのために、鳥取の地域素材を活かした、地産地消のコスメなのですね。
それでは恒例の〜使ってレポ!
真紅のパッケージが目を引く『りとっとのたからもの ほほうるる オールインワンジェルクリーム』。
ジェルを500円玉大を手に取り、一度手のひらでなじませてから使います。すると一層みずみずしいテクスチャーに変化。そのまま両手で顔に当てて、優しく押し込むように浸透させます。
使った率直な感想は、「あれ、もう浸透した感じ?」。
ベタつかないけど、肌に触れると、しとっとぴとっとした感触になっています。これ、忙しい朝には本当に助かりますね!化粧水、乳液、美容液、クリーム化粧下地と一つで5役の嬉しいアイテムです。
使って幸せになれる商品(たからもの)を。
りとっとのほほうるるシリーズは、メイク落としや洗顔石けん、化粧水、クリームファンデーション、UVカットクリームのラインナップ。いずれも鳥取県の3つの地域素材が活用されています。
工藤さんから、こんなお話を伺いました。
「日々のちょっとした積み重ねが、美肌を作る1番のポイントだと考えています。
それが地元産の美容成分を使うことだったり、毎日のストレス軽減につながることだったり、1分1秒でもリラックスして笑顔になれる時間が増えることが、美肌の素だと思っています」。
家事育児、そして仕事と、毎日を忙しく懸命に生きる女性たちへの想いが、製品づくりに込められているのですね。
りとっとのたからもの ほほうるるというユニークなブランド名は
「りとっと=とっとりの
たからもの=自然の恵み
ほほうるる=頬がうるおいますように」
という意味があり、
社名のシャルビーは
「I shall be happy. きっと私は幸せになる」という思いで付けられたのだそうです。
コスメは、今を生きる私たちを幸せにしてくれるもの。
それを地域素材で叶えた、素敵なご当地コスメでした。
シャルビーさんのwebサイトはこちらです。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
あなたのコスメ選びの参考になれば幸いです。
あの高級ブランドコスメに唐津が関わっている!?JCC取材のこぼれ話
前回8月19日の投稿は、佐賀県唐津市のジャパン・コスメティックセンターさんのWEBマガジン記事執筆のご報告でした。
私にとって初めての記名記事であり、できるだけ多くの方に読んでいただけると嬉しいなと思います。
JCC新会長インタビュー記事はこちら⏬
WEBマガジンではJCCについての話題でしたが、実際に山﨑会長が話された内容は、さらに多岐にわたるものでした。今回のブログはこぼれ話編という感じでお付き合いくださいませ。
山﨑会長が代表を務めるブルームさんは、海外企業の化粧品が日本進出する際の薬機法に関係する業務を一手に引き受けています。このビジネスモデルで、海外企業は日本市場におけるマーケティングなどに注力でき、スムーズな進出が可能となるのだそう。さまざまな海外企業がブルームさんと取引をされています。
その中で、私が一番驚いたのが、ブルームさんが、あの高級化粧品の「製造販売元」になっていること!
私が持っていたエルメスのリップの外箱と取扱い説明書を見てみると、「製造発売元 株式会社ブルーム」とあるではありませんか!
あのエルメスに信頼されている日本企業が、佐賀県唐津市浜玉町にある。今回の取材の、私の個人的な収穫だと思いました。これは皆さんにもぜひ知っていただきたい!
ブルームさんの社屋の近くには、OEMや物流、印刷会社など化粧品産業に必要な企業が集まっています。さらに質の高い原材料を生産できる魅力も加われば、唐津は化粧品産業の重要拠点になるでしょう。
これからも、JCCの取り組みや唐津コスメティック構想を追いかけていきたいと思います。
ブルームさんの具体的な業務内容は、JCCWEBマガジンのこちらの記事を読んでいただくとわかりやすいかと思います。⏬
今回もお読みいただき、ありがとうございました!
新潟県のご当地コスメは、11酒蔵の日本酒と酒粕を配合したフェイスマスク!
前回の投稿で、『新展開』とお伝えしましたが、その一環というか、ちょっとした変化です。(本当にちょっとした変化ですみません)
今回から「日本全国のご当地コスメを紹介する!」を目標に掲げました。そうです日本全国です。あと27都道府県!まだ見ぬご当地コスメを探してまいります。
みなさま改めてよろしくお願いいたします!
- 新潟県各地の名酒を冠したフェイスマスクセットで、お手入れしながら地酒巡り
- お酒を飲まない人にも日本酒の良さを伝えたい!その想いで誕生した『地酒』コスメ
- それでは、酒蔵フェイスマスクを使ってレポ!
- 「日本酒は香るまで、酒粕は見えるまで」日本酒コスメに寄せる想い
新潟県各地の名酒を冠したフェイスマスクセットで、お手入れしながら地酒巡り
今回は、インスタグラムでご当地コスメ情報を探しているときにフォローさせていただいた、「株式会社つつわび」さんの商品です。
米どころで有名な新潟県は、美味しい日本酒もたくさん。つつわびさんは、その蔵元の名を冠したコスメを販売されています。
「宜しければお使いいただき、感想をお聞かせいただけると嬉しいです」とメッセージをいただきましたので、注文してみました。
お酒を飲まない人にも日本酒の良さを伝えたい!その想いで誕生した『地酒』コスメ
つつわびさんが日本酒コスメを展開している『逢楽(あらく)オンラインショップ』。
地酒とは、(中略)特定の土地で作られた「その土地のお酒」の事です。
地酒はその土地に根ざした「文化」「伝統」「芸術品」です。
地酒の世界観をお酒を飲まない方にも伝えたい…
そんな想いから『地酒コスメ』は生まれました。
オンラインショップではフェイスマスク、ハンドミルク、ハンドローション、新潟地酒本生酒粕パックがラインナップされています(フェイスマスクとハンドミルク、ハンドローションは新潟県各地の各銘柄ごとに展開されています)。
どれも魅力的だったのですが…、私は『酒蔵フェイスマスク』4蔵ランダムセットをチョイス。11酒蔵の中からおまかせで選ばれた4酒蔵のセットです。
酒粕や日本酒は美容面でも大いに効果が期待される素材。日本酒をお風呂に入れたり、酒粕の化粧水やクリーム、パックなどを使われた方も多いことでしょう。
新潟県内、11蔵の酒蔵を冠したフェイスマスクは、それぞれの日本酒と酒粕が配合されていますが、そのほかの成分は全て同じ。だからこそ酒蔵ごとの香りや使用感の違いが楽しめます。
まるで日本酒の銘柄を選ぶように、フェイスマスクを選ぶ、そんなユニークなご当地コスメなのですね。
それでは、酒蔵フェイスマスクを使ってレポ!
注文時に会員登録&初回購入特典として、新潟地酒フェイスマスクを1枚プレゼントでいただきました!これは嬉しいですね。
なので、5枚のフェイスマスクをレポします!
【北雪】株式会社北雪酒造
明治5年、佐渡市で創業した酒蔵です。お酒の香りは控えめで、エッセンスのテクスチャーも若干さっぱりめ。サラッとしているのにマスクした後はしっとりとした保湿感のある肌感触に。
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【田友(でんゆう)】高の井酒造株式会社
創業は江戸時代後期。湿度の高い雪と清浄な空気、豊富な水、酒造りに恵まれた風土から生まれるお酒です。日本酒の芯を感じる香り、ほのかなとろみのエッセンスで、肌を包むうるおい感がありました。
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【美守】株式会社丸山酒造場
明治30年に、上越市に創業した酒蔵です。お酒っぽい香りがあり、エッセンスはわずかにとろみがあります。マスクを外したあと肌の感触は、なめらか。
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【君の井】君の井酒造株式会社
創業は江戸時代の天保年間、170年以上の歴史を有する酒蔵です。お酒のほのかな香りと、とろみのあるエッセンス。フェイスマスクを剥がし、頬に触れると、ぴたっとうるおい感がありました。
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地域のお米と清冽な水の恵みを受けた、すっきりとした辛口の日本酒で知られています。お酒の香りはやや強め、とろパシャ感触のエッセンスで、フェイスマスクを使ったあと肌は、じんわり保湿された使い心地です。
「日本酒は香るまで、酒粕は見えるまで」日本酒コスメに寄せる想い
今回のブログ紹介に際し、つつわびさんから日本酒コスメに寄せる想いを伺いました。
『地酒コスメを通じて、日本酒(地酒)という日本の伝統、文化、芸術品を、お酒を飲む方はもちろん、お酒を飲まない方にも知ってもらいたい、日本酒の魅力を知り、日本酒を飲んでみたいな~、日本酒って面白いな~、など日本酒に興味をもってもらいたい、最終的には日本酒を飲んでもらいたい、これが私達の地酒コスメに込めた想いです。
そのために、日本酒は香るほど、酒粕は見えるほどをコンセプトに商品作りをしています。
また、配合成分も日本酒と酒粕の魅力や効果を伝えるために、余計な成分は一切使わず、必要最小限の配合にこだわっています。』
その土地のお米で作る日本酒は地酒と呼ばれ、その風土と酒蔵ごとの技が生み出す多種多様な味わいは、多くの日本酒ファンを魅了してやみません。
つつわびさんの地酒コスメは、地酒(日本酒)の魅力を、余すところなく活かしたい、そんな気持ちが溢れているように感じました。
つつわびさんの商品を紹介している逢楽オンラインショップはこちらです。
今回もお読みいただき、ありがとうございました!
あなたのコスメ選びの参考になれば幸いです。
ぽちっとしていただけると励みになります!
*1:※つつわびさんのフライヤーより引用
新たな展開へ。
このブログを始めて5年過ぎ、6年目を迎えています。
私は2016年に日本化粧品検定1級に合格し、翌2017年2月にコスメコンシェルジュ資格を取得しました。
しかしせっかくコスメコンシェルジュになったはいいものの、何をすればいいのか全く分かりませんでした。コスメ・メイクについての発信は、私よりもはるかに知識と実績を持っている方がされていたからです。
同じようなことを発信しても、埋もれてしまうのではないかという思いがありました。
さて、どうしようと思案しているときに、佐賀県唐津市で行われているイベント「HANA marché」を知り、コスメの原材料である植物の産地のことや、そこで活動されている人々、ご当地コスメを開発して、発信している人々に出会いました。
さらに、原材料生産農家、原料メーカー、化粧品会社、流通、研究機関などをまとめ上げる国際的なコスメ産業の集積地を目指して発足した、ジャパン・コスメティックセンターの存在を知りました。
そしてご当地コスメの世界にはまってしまい、このブログで紹介し続け、現在に至るというわけです。
もちろん、私の本業はコピーライターですので、普段はご当地コスメ以外のコスメの広告文を書いています。どちらのコスメも、優劣はなく、ただひたすらに使う人の笑顔を願って作られていると私は思っています。
今このブログでは、さまざまなご当地コスメを紹介しているのですが、その原点は、唐津で見て触れたネロリの花と香り。「これがコスメになるのか」という、素朴な感動です。
この夏から、私自身もこのブログも少しだけ、新たな展開を迎える予定です。
これからも、このブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。